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代表ごあいさつ

土へのこだわり、土づくりに対する想いと、今後の展望についてお話します

長谷川農園代表 長谷川正義

堆肥づくり、土づくりへの想い

私が堆肥づくりを始めてから40年あまりとなりました。

当時、市販の堆肥を使うもなかなか満足のいくものがなく、自分が理想とする土壌環境を作り上げるために、どうしても「完璧な堆肥」が欲しかったのです。「それならば、もう自分で作るしかない」、そのような決意で研究開発を始めました。

大学の先生や企業さまのご支援をいただきながら、数々の失敗、そして試行錯誤を繰り返し、開発を始めてから10年の歳月を経て「長谷川農園のもみ殻堆肥」ができ上がりました。

できるだけコストをかけず、品質の良い堆肥を求めて

開発開始から10年で理想とする堆肥ができ上がりましたが、今度は「品質が安定しない」という問題に悩まされました。新潟の気候に合わせた堆肥のコントロールがなかなかうまくいかず、さらに10年間、チンゲンサイの栽培を通じてひたすら実証を重ねました。

研究開発を始めてから実に20年を費やし「長谷川農園のもみ殻堆肥」の量産が可能となりました。

その後、木材チップを原料とした堆肥づくりにも取り組み、3年ほどの試行錯誤の後、量産可能となりました。もみ殻堆肥同様に、自信を持っておすすめできる堆肥となりました。

様々な栽培体系に合わせた土づくりのご支援

私はこれから、各地の農家さんと一緒に、その土地に合った「地域オリジナルの堆肥」開発に一緒に取り組んでいきたいと思っています。

すでに、関東地方の農家さんと3年間、きゅうりやトマト栽培のための土作りに取り組んでいます。その取り組みの中で、土が余分な要素で固着し野菜が栄養を吸収できない状態に「もみ殻堆肥」が有用であることが分かりました。余分な要素をもみ殻堆肥が分解・調整しているのです。

このような活動をするために、私自身の肩書を「アグリ環境ドクター」と名乗らせていただくことにしました。ドクターなんて大げさですが、それくらいの決意をもって取り組んでいく考えです。

私は、情報を出し惜しみする考えがありません。と言いますのも、私自身が試行錯誤を重ねている時に、欲しい情報をなかなか手に入れられず苦しんだからです。必要な情報は農家さんにどんどんご提供し、一緒に土作りに取り組みたいと考えています。

この活動を通じて、各地の農家さんと一緒に、農業環境の改善、レベルアップをしていけたら、それ以上の喜びはありません。たくさんの農家さんとの出会いを楽しみにしています。