長谷川農園

ちんげん菜のご紹介

土壌にとことんこだわった「深呼吸うまみ栽培」で大切に育てています

もみ殻堆肥関連の写真

当農園では、昭和56年より自然界の生命力みなぎる土壌を目指すべく、もみ殻主体による植物質100%の「深呼吸うまみ栽培」に取り組んでいます。

通常では10アールあたり年間2トン程度の使用で有機質栽培と言われていますが、当農園ではその約20倍(40トンくらい)の「もみ殻堆肥」を使用しています。そのため、土壌内の微生物等のバランスが良い状態で保たれ、有機物を有効に分解し微量要素がバランス良く含まれています。

その結果、土は理想的な団粒構造となって酸素が行き届き、作物本来の生命力を引き出し、根が深呼吸するように生き生きと成長しています。

もみ殻堆肥関連の写真

令和5年の夏は長期にわたる酷暑に見舞われ、ちんげん菜の生育環境が過去に類を見ないほど悪化を極めました。

そのような中でも、土の状況をはじめとした生育環境のコントロールに努め、出荷数量こそ減ってしまいましたものの、食味を大きく落とさず市場に流通させ続けることができました。

このようなひどい環境に置かれたときほど、やはり基本となる「土の力」が大切だと痛感する印象的なシーズンとなりました。

今後も、時期に応じて最適な品種に切り替えるのはもちろんのこと、土・風・水をうまく管理しつつ、美味しいちんげん菜をお届けできるよう試行錯誤を重ねていきたいと思います。